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建売住宅の固定資産税はどれくらい?軽減される条件もあわせてご紹介!

マイホームには固定資産税がかかることを知っている方は多いでしょう。しかし、具体的に家の固定資産税がどれくらいの金額になるのかまでわかる方は少ないのではありませんか?

そこで今回は、建売住宅を購入した後の固定資産税についてご紹介していきます。また、固定資産税とともに課税される都市計画税のことについても触れていきますので、ぜひ確認しておきましょう。

そもそも固定資産税とは?

固定資産税は言葉の通り、建物や土地などの固定資産を持っている人に対して毎年一定の金額を課す税のことを言います。金額が決定する基準は「固定資産課税台帳」に記載されている価格の1.4%になります。

その年の1月1日現在で固定資産を持っている人が課税対象と決められていて、基本的には年4回(4月、7月、11月、2月)に分けて納付しますが、1年分を一括で納付することもできます。

また、1年の途中で建物や土地などの固定資産を手に入れた場合は、引き渡し以降の金額を日割りにして購入時に支払う流れが一般的です。

建売住宅の固定資産税はどれくらい?

では、建売住宅を購入したときに固定資産税として課される税額はどれくらいなのか見てみましょう。

・建売住宅を購入したときの固定資産税

前項でもお話しした通り、固定資産税は固定資産課税台帳に記載されている価格によって決まります。そして、固定資産課税台帳に記載される価格は「固定資産税評価額」が基準になります。

そのため、あなたの建売住宅の固定資産税を知りたいときは、まず固定資産税評価額を確認する必要があります。固定資産税評価額を確認する方法は主に3つです。

1.固定資産税の納付書を確認する

2.市町村役場の窓口で「固定資産評価証明書」を取得する

3.市町村役場の窓口で固定資産課税台帳を閲覧または縦覧(じゅうらん)する

これを見たらわかると思いますが、固定資産税評価額は人によって異なります。また、細かい点数制度などもありますので、ここで一概にいくらかかると言うことはできません。

具体的な税額を知りたい場合は、上記の3つの方法のどれかであなたの家の固定資産税評価額を調べてから、いくら支払う必要があるのかを算出してみましょう。

・固定資産税台帳の閲覧と縦覧(じゅうらん)の違い

さきほど固定資産税台帳の閲覧と縦覧について触れましたが、よくわからない方も多いと思いますので、簡単にその違いを表にまとめました。

閲覧 縦覧
確認方法 固定資産税台帳の写しを確認できる 市町村役場の所定場所で希望地域の帳簿を確認できる
確認できる情報 あなたが所有している建物や土地などの固定資産を確認できる あなたと他の人が所有している建物や土地などの固定資産を確認できる
確認できる期間 随時 4月1日~約1ヶ月間
確認するための手数料 300円程度(縦覧できる期間中は無料) 無料

※縦覧には期間が定められていますので注意が必要です。

固定資産税は一定の条件を満たすことで減額してもらえる

実は固定資産税は一定の条件を満たせば軽減措置を受けることができます。その条件は以下の2つです。

1.新築物件であること

2.床面積が50m2以上で280m2以下であること

この2つの条件を満たしていれば、課税される初年度分~3年度分は固定資産税が1/2に軽減されます。また、建物自体がそれぞれ以下の条件を満たしていると、軽減期間が延びます。

1.3階建て以上で耐火・準耐火建築物である:5年度分

2.認定長期優良住宅である:5年度分

3.上記の2つを満たしている:7年度分

さらに土地の固定資産税も以下の条件を満たすことで軽減できます。

1.200m2以下の住宅用地:1/6軽減される

2.上記の200m2を超える住宅用地:1/3軽減される

ただ、固定資産税の軽減措置を受けるためには手続きが必要になります。この手続きの際には、検査済証のコピーや建築確認申請書などが必要になりますので、固定資産税を少しでも減らしたいと考えている方は、ぜひ覚えておくようにしましょう。

自分の持ち家には固定資産税以外にも都市計画税がかかることもある

都市計画税は、「市街化区域内」の建物や土地などの固定資産に課せられる税のことです。これも固定資産税と同じで、固定資産税評価額によって税額が決まります。ただ、固定資産税は「固定資産税評価額×1.4%」でしたが、都市計画税は「固定資産税×1.3%」です。

また、固定資産税と同様に、都市計画税にも「住宅用地が200m2以下のときは1/3減額」、「200m2を超えるときは2/3減額」と税の軽減措置があります。

ついつい固定資産税ばかりに目が行ってしまいがちですが、建売住宅を購入した後はエリアによって都市計画税がかかることもあります。そのため、都市計画税のこともしっかり理解しておくことをオススメします。

まとめ

固定資産税と都市計画税がどれくらいなのかを知っておくと、マイホームを購入した後に必要な費用がわかり、生活でかかるお金を算出しやすくなるなどのメリットにつながります。特にローンを組んだばかりの新婚さんの場合、なるべくお金の支出は控えていきたいところでしょう。豊かな生活を送っていくためにも、固定資産税と都市計画税がどれくらいかかるのか、またどれくらい課税を軽減できるのか、ということは知っておくことをオススメします。

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