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マンションの売り時はいつ?売却前にチェックするべき3つのポイント

一度購入したマンションを手放すとき、気になるのが「売り時はいつなのか?」ということではないでしょうか。高額なローンを組んで購入したマンション。できることなら、なるべく高値で売却したいものです。そこで今回は、マンションの売り時がわかる3つのポイントをご紹介したいと思います。

マンションの売り時がわかる3つのポイント

1.不動産相場

マンションを売るときはまず、不動産相場をチェックするようにしましょう。自分のマンションと同じ条件の物件が、今どれくらいの価格で売却されているのかがわかれば、おおよその売却金額を知ることができます。このときの相場が購入したときの価格を上回っていれば、マンションの売却を前向きに検討しても良いと言えます。

ただ、注意しておきたいのは、必ず相場通りの価格になるとは限らないことです。部屋の状態が悪かったりすれば修繕費などを引かれるため、手元に残る金額が当初のイメージと違うこともあります。

2.築年数

一般的に不動産は築年数があまり経っていないほうが、高値がつきやすい傾向にあります。これはマンションも同様です。

中古マンションを購入する人たちに人気のマンションは、基本的に築年数が5年~10年くらいと言われています。こうしたマンションは、外観や内装がまだキレイな状態であることが多いからです。

しかし、10年を超えてくると人気のエリアではない限り、マンション自体の資産価値は下がっていきます。特に20年を超えてくると購入希望者も減るため、マンションを購入したときの金額のような高値で売却することは難しくなるでしょう。

これらを踏まえてマンションの売り時として1つの目安となっているのが、「築15年」です。築15年のマンションであれば、購入当初に比べて資産価値が下がっているとはいえ、まだ買い手が多い傾向にあります。

また、マンションは築年数が15年を過ぎると、修繕積立金が高くなることがあります。そのうえ、キッチンコンロやガス給湯器などの設備が老朽化し、買い替える必要も出てきます。これらの理由から、マンションを手放すタイミングを築15年に設定することが多いのです。

将来的にマンションの売却を検討している方は、これくらいの築年数を目安にしてみてはいかがでしょうか。もちろん、はじめに説明した通り、マンションは築年数が浅めのほうが高値になりやすいので、余裕があれば早期にマンションの売却を検討しても良いでしょう。

3.時期・季節

マンションを売却するときは、時期や季節を考えることもポイントです。マンションの売買は1月~3月にかけて増える傾向にあります。入学や転勤などで引っ越しを検討する人たちが増え、それにともない需要が高くなるからです。

また、9月~11月も同様の理由で、マンションの売買が増えます。そのため、マンションをなるべく高値で売却したいなら、需要が増えるこの時期や季節を選択してみるのも良いでしょう。ただ、この季節であれば他の季節よりも必ず高く売れるわけではないことは、あらかじめ理解しておきましょう。

住宅ローンが残っていたらマンションは売れない?

ローンを組んでマンションを購入した場合、ローンが残っている状態でマンションの売却を検討することが多いと思います。そこで気になるのが、「ローンが残ったままマンションを売却できるのか?」ということではないでしょうか。

実は原則、ローンが残っている状態でマンションを売ることはできません。とはいえ、ローンが残っている状態でマンションを売却している人も多いのが現状です。これには、「所有権の移転」、「抵当権の抹消」を決済とほぼ同じタイミングで行なっていることが関係しています。

中古マンションの売買では、買主から売却金額が支払われたタイミングで、売主はローンを完済し、抵当権を抹消していることが多いのです。そのため、売却金額でローンを完済できることがわかっていれば、契約の時点でローンが残っていてもマンションを売ることができます。

まとめ

今回は、マンションの売り時がわかるポイントを3つご紹介してきました。これからマンションを売却しようと決めている方はもちろん、将来的にマンションを売ることを検討している方も、ぜひこの記事で取り上げた3つのポイントを参考にしてみてください。

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