中古マンションは新築マンションよりリーズナブルに購入できます。そのメリットから最近では、マイホームとして中古マンションを検討する方も多くなってきました。しかし、そんなときに悩むのが、中古マンションのどこを見て選べば良いのか、ということです。そこで今回は、中古マンションの選び方のポイントをご紹介していきます。
中古マンションの選び方。見るべきポイントは5つ
1.マンションの管理
「マンションは管理を買え」という言葉があるように、マンションを選ぶときに管理のやり方をチェックすることはとても重要なポイントになります。管理のやり方によっては、マンションの劣化が早くなるなど、見た目の部分だけでなく耐久性にも影響を及ぼすことがあるからです。
管理がずさんであるために、耐久性が下がったりしたら資産価値の低下も招いてしまいます。そのため、中古マンションを選ぶときは、どのような方法で管理されているかしっかり確認するようにしましょう。
2.修繕積立金の残高確認
修繕積立金とは、そのマンションに住んでいる人たちが毎月支払っている固定費の1つです。建物の修繕を行なうときのために集められています。しかし、マンションによってはこの修繕積立金の残高が不自然に少ないこともあります。
たとえば、「外観がボロボロなのに修繕積立金の残高が少ない」というときは、不透明な使い方をしているということになります。多くの方が中古マンションを買うときは、そこに一生住み続けることを想定しているはずです。そのマンションの未来の住人として、修繕積立金がどのように使われているか、残高はどれくらいあるか確認しておくことをオススメします。
3.建物の状態
事前に建物の状態をチェックしておくことも、中古マンションを選ぶときに大事です。ちょっとしたコンクリートの破損でも、そこから雨水などが侵入することで、鉄筋などが腐食し錆びていきます。そうなると、建物の耐久度が低下します。
「建物にひび割れやちょっとした破損があるから絶対にダメ」というわけではありませんが、やはり建物がどのような状態かはしっかりチェックしておくと良いでしょう。これは、管理のやり方を知ることにもつながります。
4.立地
最寄駅までの距離や周辺の雰囲気、コンビニやスーパーなどの施設が近くにあるかどうかなど、その中古マンションの立地を確認することも忘れてはいけません。たとえば、最寄駅までの距離が遠いなど、利便性に問題があると購入したあとに通勤・通学が大変で、後悔につながる可能性があります。
また、周辺の雰囲気が賑やか過ぎると、騒音問題に発展するかもしれません。このようなことにならないためにも、購入前にマンションの立地がどのようであるかしっかり確認を行なうようにしましょう。このとき、マンションが建っている土地が災害に強いかどうかを見ておくこともポイントです。
5.耐震性
マンションの耐震性も、購入前に見ておきたいポイントです。基本的に新築マンションと中古マンションで耐震性能に大きな違いはありません。しかし、どうしても中古マンションのほうが経年の関係で劣化している可能性が高くなります。
そのため、そのマンションが「新耐震基準」でつくられているかどうか、または災害に備えて修繕工事を行なっているかどうかはチェックするようにしましょう。
まとめ
今回は、中古マンションの選び方のポイントを5つご紹介してきました。中古マンションは新築マンションより価格が安く、お得に購入できるメリットがあります。しかし、選び方に気をつけなければ、買ったことを後悔してしまう可能性も少なくありません。中古マンションの購入を検討している方は、ぜひこの記事でお届けしたポイントを参考にして、理想のマイホームを見つけてみてください。