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マイホームに地下室をつくるメリットとデメリット

 

マイホームを建てる際、地下空間に部屋をつくりたいと思っている方は多いでしょう。ですが、地下室をつくることにはメリットとデメリットがあります。いったいどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。今回の記事でご紹介します。

マイホームに地下室をつくるメリット

まずは、マイホームに地下室をつくるメリットを見ていきましょう。

・部屋を余分に持てる

まず挙げられるのは「地上以外のところに部屋を設けられること」です。建てられる家の大きさは「建ぺい率」と「容積率」によって決まります。そのため、土地の広さなどによってつくれる部屋数に限りが出てきます。その関係上、なかには「部屋数を多くできない…」という方もいるはずです。そんなとき地下室をつくれば、部屋を余分に設置することができます。部屋の数を多くしたい方にとって、地下室の設置は最適な手段と言えるでしょう。

・家のなかに娯楽空間などをつくれる

地下室は居住スペースにしなくてもよいところです。たとえば、シアタールームやトレーニングルーム、読書ルームなど、さまざまな用途に合わせて設備や内装を整えることができます。家のなかにこうした趣味・嗜好のための空間をつくれるところは、地下室の大きなメリットと言えます。

・震動に強い家になる

地下室をつくった家は地上階だけの家に比べて揺れに強くなる傾向にあります。今の時代、家の耐震性能を上げることは欠かせない取り組みと言えます。この地下室をつくると同時に地震に対する性能を上げられるところも、地下室をつくるメリットです。

地下室をつくることのデメリット

続いて、地下室をつくることのデメリットを確認していきましょう。

・建築費用がかかる

地下室付きの家は地下室がない家に比べて建築費用が高くなります。使用する材料や業者によって変わりますが、地上のみの家と比較して建築費用が約2倍になることもあります。地下室をつくるときは費用がかかる可能性があることを覚えておきましょう。

・湿気が溜まりやすい

地下室はその特性上、湿気がこもりやすい傾向にあります。夏場は外から湿った空気が入り込むことによって結露も発生しやすくなります。そのため、地下室を設ける際は換気や除湿の設備をきちんと整えなければなりません。

快適な地下室をつくるためのポイント

ここからは、より快適な地下室をつくるためのポイントをご紹介します。

・ドライエリアをつくる

ドライエリアとは地下と地上との間につくる空堀のことを指します。さきほど地下室は湿気がこもりやすいところであるという説明をしました。そして、換気や除湿の設備を整える必要があることもお話ししました。

ドライエリアは、この換気の役割を担ってくれる空間となります。また、ドライエリアを設けることで太陽光を地下室に入れることもできます。じめじめとした暗い空間から快適な空間にするうえでドライエリアの存在は不可欠と言えるでしょう。

・ドライエリアを設けるなら植物などを置く

ドライエリアをつくった際、そこに緑の植物などを置くと景観が良くなります。ドライエリアがさわやかな印象になれば、地下室でも快適に過ごせることにつながるでしょう。

・避難経路を確保する

地下室をつくる際に忘れてはいけないのが避難経路です。地下部分と地上部分は室内でつながっていることが多いですが、それだけでは火災が起きたときなどに避難できなくなる可能性があります。ドライエリアなどに梯子を用意するなどし、いくつか避難経路を準備しておきましょう。

まとめ

今回はマイホームで地下室をつくるメリットとデメリットをご紹介してきました。さまざまな用途に応じて活用できる地下室ですが、その反面、注意しておきたいデメリットもあります。ぜひここでお話ししてきたことを参考にしながら、地下室をつくる計画を立ててみてください。

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